Indigo flower

藍華の日常について綴っております:)

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2018.6.8 千葉【Part2-宝物の見つけ方】

あっという間に1時間以上が過ぎ、目的地の養老渓谷駅に到着。

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駅員の方が丁寧に行き方について説明してくれた。

 

行き当たりばったりでよく調べていなかった私、

 

歩いて渓谷まで行こうとしていたけど、駅員さんに止められた。

 

止められて正解だったよ(笑)

 

バスで向かったんだけど、歩いていたら結構な時間歩く羽目に…

 

さらに駅員さんは、帰りのバスの時間も教えてくれて。

 

聞いて良かった〜(笑)

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養老渓谷巡りのモデルコースは全部で3つ

 

今回私は初心者でも行ける「遊歩道〜粟又の滝」コースへ。

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まずは「幻の滝」が近かったので、こちらに行ってみることに。

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入り口にいざ到着してみたものの、なんだか怪しい雰囲気…

 

人の気配がない…

 

恐る恐る入ってみると、入場料などが書いてある看板を発見。

 

「200円」

 

安い(笑)

 

しかし、どこにも受付が見当たらない。

 

辺りを見渡すと、洗濯物を干しているおばあさんが。

 

「こんにちは!」と声をかけると、

 

おばあさんはニコッと笑った。

 

「200円、ここまで払えばいいんですか?」と訪ねると、

 

「そうだよ〜」と手を伸ばす。

 

何だかほっこりしてしまった。

 

無事に入場料を支払い、いざ幻の滝へ。

 

簡易的なゲートをくぐり抜けると、辺り一面草木に覆われていた。

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シンと静まり返り、聞こえてくるのは野鳥の鳴き声と遠くの滝しぶきの音だけ。

 

途中、虹色トカゲ(ニホントカゲの子ども)にも何度も遭遇した。

(調べてみたらトカゲなどの爬虫類には、基本的にプラスのエネルギーを持つ動物であり、益をもたらす存在とされているらしい…!)

 

意外にも急勾配な階段を下ると、幻の滝がお目見え。

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大きな滝ではないけど、太陽の光に照らされて、とてもキレイだった。

 

更に奥に進んでみたけど、未開の地なのか木々が生い茂っていて、

 

ちゃんと戻ってくる自信がなくて、すぐに引き返してしまった。

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滝の前には、私一人。

 

周囲は草木に囲まれている。

 

少し自然に溶け込んだような気がした。

 

ひとしきり堪能した私は、先ほど来た階段を再び登った。

 

出発地点の茶屋に戻ると、洗濯物を干し終えたおばあさんが椅子に座り一休みしていた。

 

何だかそのまますぐに帰る気になれなくて、おばあさんの元に歩み寄る。

 

自然と会話が始まった。

 

何でも、30年ほど前に滝周辺の土地を買って、ご夫婦で観光事業をスタートさせたらしい。

 

おじいさんが亡くなってからは、おばあさん1人で切り盛りしているそう。

 

居住もしていて、まさに山籠りだ。

 

おばあさんは私にどこから来たのか尋ねた。

 

東京から来たことを伝えると、おばあさんも元々は東京に住んでいたのだと言った。

 

ここでふと頭に浮かんだ疑問を投げかけてみた。

 

「なぜこの地を選んで移り住んできたの?」

 

するとおばあさんは、

 

「おじいさん、自然が好きだったから。」

 

と答えた。

 

相手の”好き”に付き合えるのって素敵だな。

 

さらにこう続けた。

 

「当時ここに来たとき、まだ整備されていない山地だった。けど、遠くから滝の音が聞こえて来てね。この滝を見つけたんだ。ここの所有権はどこが持っているのかを確認して、私たちが買い取った。昔からこの辺りに住んでいる人たちは、そこに滝があるのが当たり前で、何の関心もなかったのだろう。あまりにも身近にあり過ぎて、その価値に気づけなかったのかもしれないね。」

 

衝撃的だった。

 

人と違う視点、価値観を持っていたことで、人生を変える行動が取れたことがすごい。

 

そして、見方を変えてみると自分自身の身近にもそういうものがあるのかなって。

 

それは、金銭的な価値がある云々ではなくて。

 

楽しさとか、幸せとか。

 

見えているようで見えていないもの。

 

気づいているようで気づいていないもの。

 

何気ない毎日も、当たり前のように過ごしてしまっているけど、身近なものに目を向けると、幸せって溢れているのかなって。

 

宝物は私のすぐそばにあるのかもしれない。

 

おばあさんはこんな話もしてくれた。

 

「自分の子どもは、一人で暮らす私を心配して、たまに遠出に連れて行ってくれるんだ。でも私はいつも朝早く起きて犬の散歩、昼は店番、夜はテレビを見て寝る。時間があるようで私は忙しいんだ。それに、こうしてお客さんと話しているのが楽しくて、一人でも寂しくないんだ。」

 

なんだか胸が熱くなった。

 

自立していて、なんて素敵な女性なんだろう。

 

そして、一人で何でもやっちゃう人だから、周りがほっとけないんだろうなぁって。

 

すごく家族に愛されているなって感じた。

 

お孫さんは、犬をお風呂に入れてあげるという理由で、わざわざ遠くから来るんだそうだ。

 

私もおばあさんの孫だったら会いに行っちゃう!

 

気づけば30分くらいは話していたかな?

 

おばあさんに電話がかかってきたから、名残惜しかったけど、

 

「もう行くね。」って。

 

おばあさんはちょこちょこと電話に向かいながら、

 

「また来てね~!」と言って手を振ってくれた。

 

「また来ます!!」

 

さよならを告げて歩き出す。

 

もう次いつ来ようか考えている自分がいた。

 

思いがけない、素敵な出逢いだった。

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【Part3-追い求めたい】に続く…